自毛植毛の話しです。
自毛植毛とはまさに字のごとく自分の髪の毛を手術によって植毛する事です。
講習会に行った時に実際手術されたモデルさんを見ました。
手術はご本人の後頭部から（耳～耳まで）1cm位幅を皮膚ごと外科手術で切り取ります。
切り取られた部分は縫い合わせます。
縫った後も見ましたが、後頭部は髪の毛が下に向かって生えていますので、
本当にめくり上げないと傷後が見えません。
この後頭部は皮膚の収縮がありますので、術後は引っ張られる感じらしいですが慣れてくるとの事でした。
切り取った髪の毛付きの皮膚は、株ごとのに分けてご本人の希望する部分へ植毛していきます。
例えは悪いですが田んぼのようなイメージです。
何もないところへ株ごと植えていく様子。
この手術は半日くらいの手術とのことで、回復も早く自毛植毛ですので人工毛を
植えることではありませんので拒絶反応もほとんど無いとの事です。
定着率も高く植毛された髪の毛は新たに生えてきて、カラーやパーマも自由にできるようで
ご本人様は大変満足されていました。
夢のような話しですが植毛も限界があります。
髪の毛を採れる部分は限られますので、植毛先が広範囲ですとカバーしきれません。
その場合、密に植毛できませんので広範囲に点々と植毛されます。
植毛先が狭いとかなり有効です。
が、
問題もありまして、植毛した髪の毛は後頭部分です。
後頭部の髪の毛は太くてほとんど（病気以外）薄くなることはありませんが植毛先周辺は薄くなる可能性がありますので予防的に育毛剤等を使用していかないといけません。
人間の頭皮はハチの部分から上と下でDNAが異なるようです（私の個人的考え）
頭皮は上から薄くなるけど下から薄くなる人はいませんよね。（病気以外）
植毛された髪の毛は後頭部の毛なので太いです。
手術前後で見栄えは違います。
完璧にカバーできませんが「いいかどうかはご本人次第です」。
手術料金はカバーする範囲で違うようですが100万円前後。
究極は自分の髪の毛（毛母細胞）を培養して植毛できればいいと思います。
そんな日が来るといいです！
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